日本文理大学 学長
松原 典宏

　学長職に就き、早６年の歳月が過ぎようとしています。学年が上がるにつれて一歩一歩成長していく若者を見るのは本当に楽しいものです。 大学を挙げての「NBU挨拶運動」もいきわたり、キャンパス内を行き交う学生達から明るい声で挨拶を受けています。　　　　　　
　しかし今日、時代とともに社会が変わり、若者達の考え方も大きく変化しています。 われわれ大学人が成すべき最も重要なことは、学生達が将来社会を構成し運営するとともに自立した一人の人間として、力強く生きていくための総合力すなわち「人間力」を身につけさせることだと思っています。そのために、われわれは今、大学を挙げて
「人間力育成システム」を立ち上げています。すなわち、本学には人間味あふれる経験豊かな優れた教員による「教育力」、充実した学生施設と学生・教員・職員の温かい触れ合いの場としての「キャンパス力」、そして10年後、20年後のキャリアアップを見据えた独自のキャリア開発システムに基づく「就職力」が備わっています。平成18年度は、おかげさまで100％近い就職率を得ることができました。
　教育は、人類の世代を継承する壮大な事業です。責任ある教育の目的を果たすため、鋭意に教育改革を推進していく所存でございます。
　今後皆様の更なるご支援をお願いして、ご挨拶とします。