日本文理大学

【航空宇宙】大分スーパーサイエンスキャンプで出張講義

(2013/07/24)

 7月14日大分県内の理系進学希望者生徒たちの科学への興味、関心を高めるため大分県立大分豊府高校を会場にして「大分スーパーサイエンスキャンプ」が開催され、県内高校1、2年生を対象とした課題研究発表会、外部講師の指導による活動等が行われました。

 NBUからは工学部航空宇宙工学科大江克利教授が「ロケットと宇宙空間利用」と題して、講義を行い「物理」希望者を対象に実際にロケットの開発、製造、発射までを自身の体験を交えながら豊富な映像、資料を使って説明していきました。

    

  ロケット推進の原理、作用・反作用の法則が応用されていることを図によって解説。

 前半は、 ロケットの概要や人工衛星を宇宙空間に運ぶという役目を理解してもらうために、H-Aロケットの打ち上げの映像や図を使ってロケットを打ち上げる推進力確保のため、構造は多段式(通常は2段)で、ほとんどが燃料であることなど推進の原理を紹介しました。又、工学部では実際にモノを作り上げなければ目的は達成できないため、ロケットの設計、製造や構造、材料についても実物の見本等を使って説明が行われました。CFRP(炭素繊維強化プラスチック)という部材の一辺を水に浮かべると比重が1以下のために水に浮かぶことなど簡単な実験も行い理解を深めてもらいました。

    

H-Aロケットに使用された部材の一部も教材として展示され、ハニカム構造等を直に触れて実感。

 後半は、ロケット製造は全て日本企業で行われていることや、製造過程にはミスがつきものであること、携わる人が毎回異なってくることや人工衛星は打ち上げごとに役割が違うため経験を積んだベテランだから通用する世界ではなく、熱意を持って取り組む中から自信と誇りを持てるようになってくることなど、経験なくしては語れない内容もありました。

                  

              講義終了後の1コマ 数名の方々から質問がありました。

 講義の最後には、聴講した生徒の皆さんへ「高校で学んだことを発展させ世の中に役立つことを考えてほしい。ものづくりは嘘をつかない。言い訳上手にならず失敗の原因を探求、改善していくことに努め、何事にもくじけず、達成感を味わえる仕事ができるようになって下さい。」と激励の言葉がありました。

 生徒の皆さんからは「ロケット開発に携わるために必要なこと」「発射時に切り離された部分の回収はどうなっているのか?」「ロケットを組み立てた後、どうやって発射台まで持っていくのか?」等質問が投げかけられ、大江教授は今までの経験を交えて回答をしながら今後、次世代の人たちが解決していかなければならない課題も多くあり、宇宙開発分野へ興味、関心を持って学習に励んでほしいとの期待を込めて講義を締めくくりました。

 ロケットの打ち上げや人工衛星には「物理」で学習する作用、反作用の法則や万有引力の法則、運動の3法則、ケプラーの法則等が深く関わっていて、それらを応用してロケットの開発等が行われていることから、宇宙を身近に感じてもらうことができたのではないでしょうか。

 

 NBU航空宇宙工学科についてはコチラをご覧下さい。

 

 

 

 

 

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