日本文理大学

【工学部】カンサットチーム活動報告3

(2013/10/25)

10/12今年8月、秋田県能代市で行われた「能代宇宙イベント」の内部報告会が行われ、チームの代表者3名が現地に赴き視察してきた内容を、発表しました。

 3月、種子島で行われる大会に出場したメンバー代表らは、全く環境の異なる能代での大会を視察し、他大学の機種、機体、構造等をつぶさに観察・取材を行いその内容を報告していきました。        

        

 能代市で行われた宇宙イベントの視察報告を代表3名が行った。これまでに経験したことの無い環境であったこと、ユニークな機体が多数出場していたことなどが報告され、メンバーには刺激となった。(写真上)                           

                                                                           

 報告を聞くプロジェクトメンバー。様々な趣向を凝らした機種や、自分たちが作った自走式ローバーがどれだけ走れたのか、今後の課題は何か等。興味は尽きない。(写真上)

  機種については走破性向上のため、地面の凸凹に対応すべくローバーのタイヤを大ききする工夫をしていたり、トランスフォーム(形態変化)をコンセプトにしたものや、文字どおり空き缶サイズにコンパクトに収めた機体等大学毎のオリジナリテイを貫く機種がたくさんあり、記録を残すか、記憶に残るか(勝つことを目指すのか、目立つことを目指すのか)いづれかが追求されていたと報告されました。

 続いて能代と種子島の路面、大会時の平均風速、出場機体の形式毎の数等の報告があり、能代の場合フライバック式での参加にも勝機があることが伝えられました。持参した種子島仕様のローバーを実際に走らせた結果の説明も行われました。その他ローバーが障害物にぶつかったときの対策やパラシュートの分離方式、カンサットに搭載されているマイコンの種類と特徴についても報告がありました。

    

 制御班代表から出場していた機体が使用していたセンサ類の分析結果が報告された。(写真上左)プロジェクトリーダーからは、報告を聞いたうえで今後の方向性と、スケジュールについて意見が求められた。(写真右)

                                  

 NBUカンサットチームを指導する航空宇宙工学科岡崎教授(写真上)からは、新たな展開を迎えつつあるプロジェクトチーム一人ひとりに、明確な責任感を持って分担された任務を遂行していく事と、リーダーになれば、例え人より秀でた技術等を持ち得ないことを自覚していても、チームのためにありったけの力を尽くす覚悟が求められることが等が話された。

 参加したメンバーからは、磁気で方向を決めるのはどのような原理なのかといった質問や、岡崎教授からもサーボーモーターや、GPS制御に必要な衛星の数、衝撃を吸収するメカニズム等の補足説明が行われ専門科目で学修する内容を確認する上でも有意義な報告会となりました。プロジェクトメンバーは、今後プロジェクトを進める体制とスケジュールを確認し今回の報告会を終えました。果たしてNBUカンサットチームは種子島に続いて能代での大会にも挑戦することになるのか?今後の動向が楽しみです。

 ※1)カンサット(CanSat)

 カンサット(CanSat)空き缶サイズの小型衛星のこと。衛星に必要な電源、通信、GPS、姿勢制御等の要素が組み込まれた地上用衛星実験装置。競技によって大きさ、質量の制限がある。

 主な競技会:「種子島ロケットコンテスト」毎年3月JAXA種子島宇宙センターで開催。「能代宇宙イベント」毎年8月秋田県能代市で開催されています。

※2)フライバックコンペティション

 バルーン(気球)により上空まで移動、投下、パラフォイル等を自律で操作させどれだけ予め指定したポイント(目標)に近く着地するかを競う。

※3)ランバックコンペティション

 フライバック同様に上空に移動後、パラシュートにより落下させ、着地した段階でローバーと呼ばれる自走式探査機に早変わりして、どれだけ予め指定したポイント(目標)の近くに到着したかを競う。

閉じる