ヒューマンアート
第3回「いろのいろいろ」


[講義の目的と期待される意義]

 ファッションをはじめ、商品、都市景観などあらゆる分野で色が利用されています。しかし、じっさいには色彩についての正しい知識にもとづいて表現されたものなのかどうか疑わしいものも、わりとよく目にします。そこで、今回は、色と光と知覚との関係を知り、色の表現の仕方と色彩調和の方法について解説し、適切な色彩を性格に伝達するための基礎知識を学びます。
 この講義が、色彩計画の提案を行える知識と表現力の習得、配色のセンスアップにつながることを期待しています。


[到達目標と受講心得]

・表色系の意味を理解し、色彩調和に関する基礎的な知識を身につけること。
・色彩に関する興味をもち、この講義が後学のためのきっかけとして役立つこと。
 以上の2項目を到達目標とします。より深く講義を理解するためには、あらかじめ参考図書やインターネット等を用いて、各自で色彩に関する予習をし、問題意識をもって講義に望むことがだいじです。
 講義後は復習をし、疑問点や理解できない点があれば、近藤研究室ホームページの質問機能等を利用して問い合わせてください。


[参考図書・参考URL]

・ 「カラーコーディネーションの基礎」東京商工会議所
・ 「カラーコーディネーション」東京商工会議所
・ 「カラーコーディネーションの実際」東京商工会議所
・ http://www.geocities.jp/net_t3/color/(irouse)
・ http://www.nicopon.com/(色彩のスパイス)


[講義概要]

§1 いろいろな色、ふさわしい色
 例えば「赤」といっても、さまざまな赤があることについて説明します。心和む赤もあれば、心ときめく赤もあります。
 似合う色は状況によってさまざまです。例えば「青」の似合う建築にはどんなものがあり、それぞれどんな意図があるのでしょうか。

§2 色の成分
 色は何でできているのでしょうか。
・虹(プリズムとスペクトル)
・りんごとレモン(分光反射率)
・人間の目(分光感度)
・混色のいろいろ(加法混色・減法混色・中間混色)

§3 色の伝え方
 色を第三者に対し正確に伝えるためには、どのような方法があるのでしょうか。
・慣用色名と系統色名
・色の3要素
・マンセルシステムとオストワルトシステム(色立体・色相環・断面図)
・PCCS(日本色研配色体系)の色相環とトーン
・ L*a*b*表色系とCIE色度図

§4 色彩の調和
 例えば、環境色彩の観点から、色彩の調和について考えてみましょう。
・PCCSに基づく色彩調和
・ナチュラル・ハーモニーとコンプレックス・ハーモニー
・インテリアデザインにおける配色技法のいろいろ(ベース、アソート、アクセント)