NBU日本文理大学

シラバス情報

注)公開用シラバス情報となります。在学生の方は、「UNIVERSAL PASSPORT」で詳細をご確認下さい。

科目名 航空ピストンエンジン(Introduction to Aero-Piston Engines)
担当教員名 本多 恒雄
配当学年 2 開講期 後期
必修・選択区分 必修 単位数 2
履修上の注意または履修条件 本科目の基礎となる「航空工学基礎2」、「熱力学」を履修していることが望ましいです。
受講心得 計算式が多く使われますので電卓を持参してください。また航空ピストンエンジンは学内の保有機体に搭載されています。授業の前に現物を確認しておいてください。
教科書 航空工学講座5 ピストンエンジン 日本航空技術協会発行
参考文献及び指定図書 小倉勝男著 「改訂 航空原動機」(共立出版)
横山直行著 「私の整備ノート 航空発動機」(日本航空技術協会)
関連科目 航空工学基礎2、熱力学、熱工学、航空工学実験2
オフィスアワー
授業の目的 航空用ピストンエンジンは高信頼性と低コストが実証されていることから、今後も長く小型機に使用されていくものと思われ、その全容について理解することを目的とします。 
授業の概要 ピストンエンジンの概念、熱力学、出力および効率、力学、燃料の燃焼を学習し、小型航空機に多く使用されている水平対向型エンジンの実物を使って、その構造を学びます。
授業計画 学習内容 学習課題(予習・復習)
○第1 航空用ピストンエンジン全般
航空エンジンの種類、航空エンジンの発達、航空用ピストンエンジンの具備すべき条件、エンジンの形式等について学習します。

○第2回 エンジンの熱力学
エンジンの熱力学について学習します。

○第3回 ピストンエンジンのサイクル
ピストンエンジンの熱力学的サイクルについて学習します。

○第4回 エンジンの出力と効率(1)
4サイクル・エンジンと2サイクル・エンジンの違い、シリンダ圧力とエンジン出力等について学習します。

○第5回 エンジンの出力と効率(2)
エンジンの出力の計算と測定等について学習します。

○第6回 エンジンの出力と効率(3)
エンジン出力を支配する要素、4サイクル・エンジンの弁開閉時期等について学習します。

○第7回 中間試験とその解説
これまで学習した内容の理解度を確認するため中間試験を行い、不足部について解説します。

○第8回 エンジンの構造(1)
対向型エンジンの構造の概要について学習します。

○第9回 エンジンの構造(2)
実物の航空エンジンを使って本体、補機及び装備品のロケーションとその働きについて学習します。

○10回 エンジンの構造(3)
実物の航空エンジンを使って本体、補機及び装備品のロケーションとその働きについて学習し、それらをレポートに纏め提出します。

○第11回 エンジンの力学(1)
ピストンの運動、ピストン・クランク軸系に作用する力、エンジンの振動等について学習します。

○第12回 エンジンの力学(2)
ピストンの運動、ピストン・クランク軸系に作用する力、エンジンの振動等について学習します。

○第13回 燃料の燃焼(1)
ガソリンの燃焼全般、正常燃焼の炎速度と燃焼圧力等について学習します。

○第14回 燃料の燃焼(2)
異常燃焼の仕組みについて学習します。

○第15回 燃料の燃焼(3)
デトネーション防止法について学習します。

○第16回 期末試験
これまで学習したすべての内容の理解度を確認するため期末試験を実施します。
試験時間60分
各講義ともテキストで
予習・復習を行うこと。
授業の運営方法 講義形式、教室の座席を指定する場合があります。
備考
学生が達成すべき到達目標 航空用ピストンエンジンについて、その全容を理解する。
評価方法 評価の割合 評価の実施方法と注意点
試験 60 期末試験:毎回の講義の要点を理解しているかどうかを確認します。
小テスト 30 中間試験:それまで学習した内容の理解度を確認するため、テキスト及びノートを見ながら行います。
レポート
成果発表
作品
その他 10 授業に取り組み姿勢および態度を客観的に評価します。特に欠席・遅刻・早退した場合は減点となります。
合計 100