NBU日本文理大学

シラバス情報

注)公開用シラバス情報となります。在学生の方は、「UNIVERSAL PASSPORT」で詳細をご確認下さい。

科目名 飛行制御(Flight Control)
担当教員名 小幡 章
配当学年 4 開講期 前期
必修・選択区分 全コース選択 単位数 2
履修上の注意または履修条件 航空機の性能と形が制御技術と密接な関係を持つので、航空機の性能と形に関する歴史を知っていると理解を早めます。
受講心得 授業ごとに学んだことを整理するようにしてください。
教科書 必要に応じプリントを配布します。
参考文献及び指定図書 希望者は、講義に使用する元テキストあるいはPPTをUSBメモリーにコピー可能です。
関連科目 制御工学基礎。飛行力学1。飛行力学2
オフィスアワー
授業の目的 航空機の技術の進歩に従ってどのような制御法がどのように適用されたかを知ることが到達目標になります。
授業の概要 先ず航空機の形の変遷について学び、飛行上の問題点を知ります。次いで最新の航空機に用いられている代表的制御技術を学び、以降順次飛行制御技術を学びます。一般的な飛行管理方式だけでなく、パイロット即ち人の特性が機体の制御特性にどのような影響を与えるかも学びます。航空機が主体ですが最後にロケットの姿勢制御上の問題点についても触れます。
授業計画 学習内容 学習課題(予習・復習)
○第1回 講義の概要説明
○第2回 飛行機の形の変遷
PPTを用いて第2次戦後の航空機の技術の進歩を形に焦点を絞って学びます。
○第3回 最新の飛行制御技術
F-22,F-35等に用いられている最新の制御技術を学びます。
○第4回 制御理論の復習
ラプラス変換を2次系に適用することで制御感覚を身に付けます。
○第5回 根軌跡法の復習
便利な安定判別法である根軌跡法を、易しく学びます。
○第6回 飛行性基準
良い飛行機である条件を定めた飛行性基準を学びます。ダッチロール等航空機独特の運動を復習します。
○第7回 マン―マシン概説
制御系では人(マン)も機会として扱われなければならないことを学びます。
○第8回 飛行制御の方式
単なる安定化装置から、いまや離陸から着陸まで統合的に制御する方式に至る経緯を学びます。
○第9回 PIOについて
パイロット・インデュ―スト・オシレーションの例について学びます。
○第10回 スリングロードヘリ
スリングロードヘリを例にして、パイロットの絡む不安定現象をどのように解析するかを学びます。
○第11回 バックサイド
操縦困難となるバックサイドについて学びその対処法も学びます。
○第12回 縦の制御系
通常航空機の典型的縦の制御法について学びます。
○第13回 横の制御系
通常航空機のダッチロールの制御法について学びます。
○第14回 性能向上に伴う飛行上の問題点
PPTを用いて、飛行機の性能向上に伴い生じた問題点を学びます。
○第15回 ロケットに曲げ変形が生ずる時の制御
ロケットが曲げ変形をする時には正確な姿勢が計測できません。そのような時どうすべきかを学びます。最後に飛行制御全体の復習をします。
講義毎に、学んだことをレポートにして提出してもらいます(1週間後)。
授業の運営方法 通常の講義形式を取りますが、PPT、黒板、模型の実演が入りますから、要領よいノート作成が必要です。
備考
学生が達成すべき到達目標 難解な制御理論よりも、飛行機の性能向上い伴う問題点と、それを解決する制御手法について理解することが到達目標になります。
評価方法 評価の割合 評価の実施方法と注意点
試験
小テスト
レポート 80
成果発表
作品
その他
合計