授業内容


第9回 プログラミングと統計量の評価2 
3.2 プログラミングと統計量の評価2

オプションの使い方

MEANSプロシジャは、単純に統計量を教えてくれるものでした。次のステートメントをオプションとして使うことで、その内容を細かく指定することができます。前回使用したVARステートメントもオプションの一つです。

利用可能なオプションの一部とその意味は次のとおりです。

 

VARステートメント

 指定方法
    VAR 変数リスト;

VARステートメントは、統計量を求めたい変数を指定するステートメントです。もしVARステートメントを指定しなければ全ての変数がリストに入ることになります。

 

CLASSステートメント

 指定方法
    CLASS 変数リスト;

CLASSステートメントは、サブグループを形成するために使う変数を指定するステートメントです。CLASSで指定された変数によって、グループ分けされた形で統計量が出ます。

 

BYステートメント

 指定方法
    BY 変数リスト;

BYステートメントの基本的の利用法は、CLASSステートメントと同じです。ただし、BYステートメントを利用する場合には、データが昇順にソートされていなければなりません。

 

OUTPUTステートメント

 指定方法
    OUTPUT OUT=SASデータセット名;

さて、データセットの所でも似たようなことをやったのですが、一旦集計したデータを更にSASのデータセットとして利用したくなることも、(きっと)あるはずです。そんなとき使うのが、OUTPUTステートメントです。OUTPUTステートメントは「OUT=」以降に、データセット名として新しい名前を付けることで集計した結果を、新しいデータとして利用することが可能です。

【前回のプログラム2改】
data dmean;
infile 'z:\SAS\base01FF.prn';
input samno hght wght ft atnd allw ;
proc sort;
 by atnd;
proc means;
 by atnd;
run;
quit;
【プログラム末尾】


【本日の課題】
上のプログラムでは、BYオプションを使ってatndについてクラス分けをしています。
さて、課題ですが、変数hghtとwghtについて、CLASSオプションを使ってatndでクラス分けしたデータを、OUTPUTステートメントを使ってatndclsというデータセットと名づけるプログラムを書いて提出。


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