授業内容


第6回 データ加工3
今回のステートメント

<DELETEステートメント>追加

前回の課題の中に次のような一文がありました。

「・・・身長が170センチ以上の人を選んで・・・」

この部分(あくまでこの部分)に関していえば、

 

if hght >= 170;

 

という形で表現することができます。

これは、そのデータセットの中で「当てはまる部分を残したい」という意識で作られる文章です。

逆にいうと、身長が170センチ未満の人は、このデータから除いてしまいたいわけです。それを明示的に扱う場合には、DELETEステートメントを使います。

 

if hght<170 then delete;

 

このように表現しても、働きとしては全く同じものが期待できます。効果としては同じものなので、取り除くか含めるかを明示的に扱うために利用されます。DELETEステートメントは、全オブザベーションに対して実行されるとデータが残らないことになってしまいます。そこで、DELETEステートメントを使う場合には通常、IF-THENステートメントと組み合わせて使うことが多くなります。

 

<TITLEステートメント>

これは、実行された出力の各ページの先頭に、タイトルをつけるためのステートメントです。現在は、出力(アウトプットの画面上)が味気ないものになってしまっています。

そこでTITLEステートメントを使うと、多少のメリハリをつけることができます。

TITLEステートメントの使用法は以下のとおりです。

 

title n 'タイトル';

 

ここで、nは先頭から何行目にタイトルを入れるかを指定します。nを省いた場合には1行目にタイトルは入ります。特に指定したい場合を除けば、指定する必要はありません。また、nには1から10までの数字が入ります

タイトルは必ず引用符(Shift + 7)で囲んでください。

もし、title以降に命令が入っていない次のような場合には、それ以降の出力にはタイトルが書かれません。この形でタイトル指定の取り消しが可能です。

 

title;

 

このTITLEステートメントは、プログラムのどこに記入しても構いません。記入することでその実行中のステップから有効になります。ただし、タイトル指定の取り消しが入らない限り、同じタイトルが入りつづけるので注意してください。実際に、プログラム上で試してみてください。


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