建学の精神・教育理念
建学の精神
本学の建学の精神は、昭和22年(1947年)に創立された佐伯徒弟養成所や昭和30年設立の「佐伯産業高等学校」から一貫して受け継がれている「産学一致」です。
この精神に基づき、昭和42年(1967年)に創立された日本文理大学の前身である「大分工業大学」は、有能なる工業技術者の養成を目的とし、特に生産の現場に即する技術教育を行い、文化の向上と産業の発展に寄与することを使命としました。すなわち、実践を融合した学問を通して、工業を中心とする地域産業の発展に貢献する有用な人材を育成することが、建学の精神「産学一致」の持つ意味でした。
昭和57年(1982年)に商経学部(現在は経営経済学部)を設置し、「日本文理大学」と改称。建学の精神「産学一致」のもと、工業のみならず、広く地域経済の発展と文化の向上に寄与するために「理論」と実社会での応用が可能な「実践」を融合した学問を通して人材の育成を使命としています。
教育理念と目的
平成19年(2007年)に迎えた創立40周年を機に、理想の教育に向かってさらに進んでゆくために教育理念として「産学一致」「人間力の育成」「社会地域貢献」の3本の柱を掲げ人間力教育を推進。人間力教育を通して、「人間力と専門能力、職業能力を兼ね備え、地域経済社会の発展のリーダーとなる産業人を育成する」ことを教育目標に掲げています。
教育の特色
地域産業界及び地域社会のニーズに基づいた教育を全学を挙げて展開していく中、地域課題を解決していくためには大分県全域をキャンパスと見立てた実践教育研究を推進する必要があります。
平成26年(2014)年度からは、人間力教育をベースとして、地域課題に対して専門的知見から課題解決に取り組める「地域創生人材」の育成へと発展させ、大分の「地(知)の拠点(COC:CenterOf Community)」としての機能を有する大学づくりを推進しています。
教育スローガン
地域課題の解決において、国際的な視点を切り離せなくなっている昨今、地域創生にグローバルな視点を加わえていくことは不可欠です。本学では、創立50周年を機に、地域の新しい価値を創造し、広い視点で地域に根ざし活躍する「世界を見つめ、地域で輝くグローカリストの育成」を教育スローガンとして掲げ、全学を挙げて取り組んでいます。