NBU日本文理大学

シラバス情報

注)公開用シラバス情報となります。在学生の方は、「UNIVERSAL PASSPORT」で詳細をご確認下さい。

科目名 ビジネス実務総論A(Business Practice General A)
担当教員名 國分 孝志
配当学年 2 開講期 前期
必修・選択区分 選択科目。但し「(上級)ビジネス実務士」の資格取得のためには必修科目。 単位数 2
履修上の注意または履修条件 ビジネス実務総論A、B、双方を受講することが望まれます。

受講心得 (1)テキストを使用しないので、必ず出席してノートを取って下さい。それがレポート作成、期末 試験のベース
となります。
(2)レポートは必ず提出して下さい。提出しない場合は単位を取得できないことがあります。
教科書 なし
参考文献及び指定図書 ビジネス実務演習」福永弘之他著(樹村房)、「ビジネス実務総論」全国大学・短期大学実務教育協会編(紀伊国屋書店)、その他、講義で紹介します。
関連科目 「全国大学・短期大学実務教育協会」認定の「(上級)ビジネス実務士」の資格取得要件の科目全て。
詳細については講義にて説明します。
オフィスアワー 木曜2時限。ユーティリティーアワーは木曜・金曜5時限。
授業の目的 ビジネスとは、人が生きていく上で、取り組まなくてはならないことであり、生活を営んでいくための必要条件です。本講義では、その続編の「ビジネス実務総論B」とともに、ビジネス界で必要とされる産業人としての基礎知識・実務常識を身につけることを目的としています。また、資格取得として「全国大学・短期大学実務教育協会」認定の「(上級)ビジネス実務士」の称号の取得を到達目標としています。資格取得のための詳細要件については講義で説明します。受講者全員の資格取得を切望します。
授業の概要 ビジネスの目的、近代日本経済歴史、営利・非営利組織、現代日本の問題点(成熟社会、グローバル化、高度情報化、環境問題、少子高齢化)と対策と今後の展望、日本的雇用システムの変遷と問題点・対策及び今後の展望。
授業計画 学習内容 学習課題(予習・復習)
○第1回 授業計画・講義内容・受講心得・資格取得
 本講義の授業計画・講義内容と目的・到達目標、受講心得・資格取得の必要要件と科目・単位数について説明します。

○第2回 ビジネスは何を目指すのか
 ビジネスとは何か、その定義は、人は何のために仕事をするのか、について、東洋的な考え方と西洋的な考え方から、説明します。

○第3回 日本経済の歴史1
 日本の戦後から第1次オイルショックに至るまでの歴史について、経済界を中心に、どのように発展してきたのか、どのような経済変化があったのか、その変化にどのように対処してきたのかについて説明します。

○第4回 日本経済の歴史2
 第1次オイルショック以降の脱石油、公害問題対策、省エネルギー推進等からの経済発展とバブル経済、バブル崩壊と失われた10年、規制緩和と民営化、世界同時不況について説明します。

○第5回 営利組織・非営利組織と組織論
 営利組織と非営利組織との違い、最近では企業の社会的責任・NGOの活躍・護送船団方式の排除などによって、両社の区別が相対化して、企業の非営利化・行政機関のサービス化が始まり、双方について顧客満足の考え方が主張されていること、などを説明します。

○第6回 成熟境とは何か
 最近のビジネス環境の変化、とくに成熟市場社会の到来について学び、ニーズの多様化、多極化などに対応したビジネスや差別化ついても説明します。
○第7回 経済のグローバル化
 私たちを取り巻く4つのビジネス環境の変化、すなわち、経済のグローバル化・高度情報化・地球環境問題の重視・少子化と高齢化のうち、経済のグローバル化について考え、またグローバル化の意味、企業はどう対応すべきか、働く人たちはどうか、などを考えます。

○第8回 高度情報化
 インターネット・電子メールの普及によって、ビジネス現場がどのように変化したか、また更にどのように変化しようとしているかの現状を学びます。イントラネット・エキストラネット・インターネットの区別、電子商取引の普及、ビジネスマンたちの対応につき学びます。

○第9回 地球環境問題
 地球環境問題がビジネスに及ぼす影響について学びます。ごみや廃棄物が引き起こす問題、ダイオキシン・産業廃棄物・温室効果・人口爆発・環境ホルモン・ISO14000・家電リサイクル法、環境ビジネスなどについて考えます。

○第10回 少子化と高齢化
 少子化・高齢化の現実、地域の過疎化問題、日本の人口構成と将来予測、労働力不足による現役世代の負担の増加、定年延長問題、生活環境のバリアフリー化、ビジネスの対象としてのシルバーマーケット、育児支援制度などについて学びます。

○第11回 日本的雇用システムとその変容
 従来型の日本的雇用システムとは何か、それがいま、どのように変わろうとしているか、人的資本理論の考え方、派遣労働・労働者派遣事業、雇用調整の実態、自由・選択制雇用、SOHOとは何か、家事や育児と両立する形での働き方の実例、などについて学びます。

○第12回 労務・人事管理
 従来の日本的雇用システム時代の労務・人事管理政策と現代の多様な雇用形態における多様な価値観のもっている労働者の労務・人事管理政策との相違点、成果主義・実力主義の評価制度について説明し、人事考課制度の変遷と併せてキャリアプラニングを説明する。

○第13回 労務・人事管理
 労務・人事管理と密接なつながりをもっている、日本的経営の3大特徴について解説するとともに、その変遷および現代の実業界における問題点・課題及び今後の展望について説明する。併せて労働災害と安全衛生管理制度・メンタルヘルスケアへの取り組みについて説明する。

○第14回 学生のレポート発表
  課題として出していたレポート題について、学生が提出してきた中で優秀なレポートの数点をその学生に発表させます。そのレポートのどの点が優秀であったか、評価の基準をも説明します。

○第15回 総復習
 第13回までの全ての内容を総復習します。どこがポイントであるか、どの部分が試験に際してよく勉強しておかなければならないか、整理して学生に示し、質問を受けます。試験のやり方についても、もう一度説明し、レポートとの係わりについても解説します。

○第16回 期末試験
 試験時間は80分。試験問題を事前に掲示して予習をうながすこともあります。自筆ノートのみを試験場に持ち込むことができます。
授業の運営方法 講義形式ですが、できるだけ学生が発言できる双方向の講義となるよう工夫します。
備考 病欠(病院薬局の領収書)・慶弔(招待状・連絡状)・就活(説明会案内・名刺)・クラブ活動大会参加(欠席届)・その他緊急事態など、合理的理由と証明書があれば、ノートを書き写していることを条件に「欠席」とはせずに「公欠」とします。
学生が達成すべき到達目標 ①ビジネス界で必要とされる産業人としての基礎知識・実務常識の理解と修得
②資格取得のための必要単位取得
評価方法 評価の割合 評価の実施方法と注意点
試験 50 課題の理解度とそのレベル、文章表現能力。絶対評価。下記の中間レポートと総合評価。

小テスト
レポート 50
成果発表 優秀レポートの学生プレゼンテーションを実施。(成績評価には反映しない)

作品
その他 ①2/3(10回)以上の出席が期末試験受験資格とする。
②出席不足の学生については、適宜、追加レポート提出を課し、その内容で評価する。
③成績合格ギリギリの学生は出席が良ければ追加レポートを課し、その内容で評価する。
④未提出の学生は不合格とする。

合計 100