デジタル革新によって実現される「Society 5.0」に向けて情報技術の知識を幅広く学び、想像を超えた変化に対応できる人材へ。様々なスケールと視点で人々の暮らしをデザインできる技術と感性を磨く。
JR九州大分支社から「大分から福岡へ若者が1泊2日で遊びに行きたくなる」CM制作のオファーを受け、小島・星芝研究室の学生が「JR九州CM『福岡へ行こう』編」を制作。テレビやネットなどで配信されました。これまでもJR九州のCMとして「豊肥本線『開通告知』編」「豊肥本線『女子旅』編」など計5本の制作実績があります。
私たちの「眼」は識別や適応、追跡など高度な画像処理機能をもっています。人間と同レベル、もしくはそれ以上のレベルで処理できる能力をコンピュータで実現することで、医療や福祉の分野などで人を助ける技術に変換していくことを目指しています。
「こども・情報教育コース」では、ICTを活用した教育を実践できる小学校教諭を育成しています。日本の未来を支える子ども達に質の高い教育を提供できる次世代の先生たちは、採用試験に毎年合格し、各地で活躍しています。
大学生として日本一多くの作品を生み出し、人の内面や社会問題、地域が持つ魅力などを映像で表現し、多くの人に届けることで、その心を揺さぶっていく制作チームを目指しています。「2024日本国際観光映像祭-学生部門-」ではファイナリスト6作品のうち2作品にノミネートされ、最終的に「優秀学生映像賞」を受賞する快挙を果たしました。
人が奏でた音楽で人が感動するように、コンピュータが奏でた音楽で人を感動させることができるのかを追究。生楽器での演奏をコンピュータでリアルに再現する技術開発や、ボーカロイドを活用した作品制作など、コンピュータと音楽に関わる多様な研究テーマに取り組んでいます。
ドローンならではの映像美を競うドローンムービー世界大会 「Drone Movie World Championship 2022-2023」で本学チームが奨励賞を受賞。美しい自然を映像化するため、ドローンの性能を向上させるためのプログラミングを独自に行うことで、細かい操縦が可能となりました。
人と人とのコミュニケーションをより円滑なものにするために人工知能(AI)などの技術を駆使したシステムの構築を目指しています。特にSNSの世界では、個人の情報に関わる様々なトラブルが生じており、そのようなリスクを防ぐためのセキュリティ技術の開発にも取り組んでいます。
世界の人々が魅了されている日本の「美」を、デジタル技術を駆使してWebや映像として残し、地域や世界、人々の心をつなぎます。そして、私たち日本人を取り巻く文化や歴史、暮らしや自然などを、次世代へと受け継いでいくための研究を行っています。
「ICT」分野は、社会や暮らしに深く関わり、なくてはならない存在になっています。NBUではICTを多面的に学び、様々な知識・技術・感性を身につけているため、卒業後には多彩な進路が拓かれています。
オープンキャンパスに参加した際に、情報メディアを実践的に学べるカリキュラムがあることを知り、魅力を感じたことがNBUへの入学を決めた理由です。普通科高校出身の私でも、幅広い情報分野を基礎からしっかり学ぶことができました。また、学んだ基礎を様々な分野で応用する多彩な研究室では、社会で通用する実践的な取り組みが行われています。私は、画像処理技術について研究しています。日常で出会う画像や映像を違った視点で見るようになり、常にICTの活用をエンジニアの視点から考えています。最新技術を社会に役立てたいという想いのある人におすすめできる学科です。
大分県/県立大分雄城台高校 出身
西川 陽太(2024年3月卒業)
映像制作や広告などのクリエイティブな仕事に興味がありNBUに入学しました。NBUであれば、情報分野の幅広い知識を吸収できて、将来の選択肢が広がると思ったことが決め手です。授業は実践的なものが多く、映像制作の研究室ではプロ仕様の機材を使い、企画から構成、撮影、編集までを自分たちで行います。演出方法や、機材の扱い方などは、先輩方が詳しく親身に指導してくれます。短編のドキュメンタリー作品を制作した時は、地域の様々な人と出会い、貴重な経験ができました。実際の仕事でもクライアントや取材先などでたくさんのコミュニケーションが求められるため、NBUで学んだことが必ず役立つと思います。
大分県/県立杵築高校 出身
佐々木 まなの(2024年3月卒業)
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※就職率は、2019年度〜2023年度卒業生の「内定者÷就職希望者」で算出しています。
ICT分野に関する興味やイメージは人によって異なります。そのため、NBUでは専門領域を4つに分けてコースを編成。「システム分野」「デザイン分野」「コミュニケーション分野」「教育分野」の中から自分の適性や目指す職業に合わせてコース選択ができます。
ICT分野には様々な可能性が秘められています。次々と起こる技術革新を、どのように活用し新しい価値を創出していくのか、そこで求められる専門性と、様々な分野を融合できるバランス感覚を養っていきます。
IoTやAI、5Gなど次々と生み出される技術は、私たちの生活を大きく変えています。そのような時代に求められるのは、未来を読むビジネス感覚。情報メディア学科では、広告や経営戦略分野などの科目を履修でき、豊かな知識と感性を身につけます。
講義を通じて得た知識は、現場で実践することによって確かな専門能力として身についていきます。企業と連携したプロジェクトを通じて、社会や企業が求める能力を実感しながら、次のステップへと進み、学ぶきっかけを掴みます。
デジタル革新によって実現される新しい未来社会「Society5.0」では、「ICT」を専門的・総合的に学んだ人材が幅広い業界で求められます。急速なデジタル化に対応しながら、企業や地域の発展を牽引できる人材に大きな期待が寄せられています。
コミュニケーション・ネットワークは、AIをはじめとする様々な技術を駆使して、人のコミュニケーションの正しい発展を支える研究です。例えばSNS上での身バレ。“うっかり”のものから、悪意を持った情報テロまで、日々トラブルが起こっています。AIをはじめとする“いつものパターン”を見つける技術はクレジットカードの不正利用などを防ぐ技術として普及していますが、そういった技術を「人同士のコミュニケーション」に活用することで、トラブルの防止につなげる技術の開発が、この分野で求められています。
研究分野:コミュニケーション・ネットワーク
福島研究室
人間の多面的な生き様を賛歌するような映像の研究をしています。完成した映像作品は、様々な映像祭や映画祭に出品。日本一多くの作品を生み出していく研究室でありたいと思っています。映像制作は仲間と共に制作していくので、チームワークが大切です。研究室では先輩と後輩が協力をして映像技術を学び合い、自らの主題や主張を映像で表現していきます。研究室で身につけた経験・スキル・視点で、卒業後は、映像関係の仕事に即戦力として就職していく卒業生も多数います。
研究分野:映像制作
小島研究室
コンピュータミュージックやデジタルサウンドについて、理解を深め、作品制作に取り組んでいます。人が奏でた音楽で人が感動するように、「コンピュータが奏でた音楽で人は感動できるのか?」を主な研究テーマとしています。生楽器の演奏をコンピュータでリアルに再現する研究から、ボーカロイドを活用した作品制作、ご当地アイドルとのコラボ楽曲の制作、3D-CGを使用したバーチャルアイドルグループのミュージックビデオの制作など、コンピュータと音楽に関わる様々な研究に取り組んでいます。
研究分野:コンピュータミュージック/音楽情報処理
星芝研究室
人間の眼と脳は、物体の形状や色の識別、照明変動への適応、動体の追跡など、非常に高度な画像処理機能を持っています。画像処理分野では、このような高度な処理能力をコンピュータで実現すること、さらには人間の視覚能力では不可能な画像の詳細な分析や視覚化をもコンピュータで実現することを目的として研究しています。身近なところでは自動運転や顔認証、QRコード、画像検索などに利用されているほか、CT・MRIなどの医療用画像の生成と分析など、あらゆる分野で活用されている研究です。
研究分野:画像処理
吉森研究室
研究テーマは、人が文章を書くこと、特に文章を書く前段階としての構想作業を支援することです。例えば、文章を書く前に箇条書きをすることについて、それがどのように有効なのかを心理的なアプローチを用いて明らかにできれば、これを工学的なアプローチを用いてAIを始めとしたICTの技術を使って支援するといったことが期待できます。今では「ChatGPT」に代表されるテキスト生成AIが登場し、私たちの暮らしに大きなインパクトを与えています。そのような中だからこそ「文章を書く」という知的作業を文系、理系の2つのアプローチから研究していくことは非常に重要になっていくはずです。
研究分野:自然言語処理/教育心理学
赤星研究室
造形素材としてのコンピュータグラフィックス(CG)の特性に関する研究を行っています。静止画像作品の制作を通して、デジタル技術を用いた表現の可能性を探り、作品の発表・評価を行います。CGはコンピュータの発達とともに進化し、現在ではあらゆる産業で応用されています。昨今では、イラスト作成AIが発表され、賛否両論の意見が飛び交いました。時には混乱を招きながらもこのような流れは今後も続き、従来の表現形式と共にAIを含めたデジタル技術を用いる画像制作も一つの表現となると考えています。
研究分野:デジタル画像表現/造形素材としてのCGの研究
足立研究室