NBU日本文理大学

シラバス情報

注)公開用シラバス情報となります。在学生の方は、「UNIVERSAL PASSPORT」で詳細をご確認下さい。

科目名 統計学(Statistics)
担当教員名 徂徠 三十六
配当学年 カリキュラムにより異なります。 開講期 前期
必修・選択区分 選択 単位数 2
履修上の注意または履修条件  他の科目を履修していなくても、この科目だけで内容が理解できるように配慮します。
受講心得  15回の講義の中で何回か課題を出します。課題の内容は授業の終わりに提示し、後日の問い合わせには応じません。なお、当日欠席した学生は課題を提出することができません。
教科書 プリントで行う。
参考文献及び指定図書 特にありません。
関連科目 他の科目を履修していなくても、理解できるように説明します。
ただし基本的な数学の知識は必要です。
オフィスアワー
授業の目的  統計といえば、我々はすぐ何らかのデータにかかわることだと連想します。授業の前半部分では出来るだけ統計学に親しめるように理論的な部分をひかえめにして、まず“始めにデータありき”ということで、社会や自然の中で起きている統計的な諸事象の話題をいくつか取り上げ、これらのデータの処理を数式処理よりもグラフ表現等によりわかりやすく理解してもらいます。授業後半では統計理論を利用できるようにデータ処理に重点をおいて授業展開をします。
授業の概要
授業計画 学習内容 学習課題(予習・復習)
○第1回 データ解析のための基礎知識(1)
統計とは何かとか統計学や確率論の生い立ちから現代統計学まで概観します。
○第2回 データ解析のための基礎知識(2)
パソコンでデータ処理を行えるように、マイクロソフト社のエクセルの使い方にもふれます。
○第3回 統計データの実際
社会や自然の中にある実際のデータを示し、あるいはインターネットから取ることの出来る統計データについてふれます。
○第4回 データと度数分布表(1)
統計データから度数分布表の作成の仕方を学びます。
○第5回 データと度数分布表(2)
分布の特徴を1つの値で示す特性値について学びます。
○第6回 データと度数分布表(3)
度数分布表から各種の特性値の求め方を学びます。
○第7回 データの分布(1)
サイコロを何回か投げて1の目の出る回数の度数分布表をつくってその形状を調べることより、理論分布との比較を試みます。
○第8回 データの分布(2)
交通事故死者のデータより度数分布表をつくりその形状を調べることより、理論分布との比較を試みます。小テストを実施します。
○第9回 データの分布(3)
身長のデータや頭髪水銀のデータより度数分布表をつくりその形状を調べることより、理論分布との比較を試みます。
○第10回 データの標準化と偏差値
もとのデータを変換して変換されたデータをもとにデータの解釈を試みます。
○第11回 相関と回帰
2つの変数を同時に考えることにより、2つの変数の相互の関連性や一方の変数を近似的に他方の変数の1次式として表す回帰の考え方を学びます。
○第12回 母集団と標本(1)
考察したい元になる集団(母集団という)からその一部を抽出して(標本という)もとの集団を推測するいわゆる推測統計学の考え方を学ぶためマイクロソフト社のエクセルの機能を用いて母集団の度数分布や抽出された標本の度数分布表を作り比較検討します。
○第13回 統計量の分布
母集団から抽出した標本のデータの度数分布表を調べることによりどのような理論分布と一致しているか学びます。
○第14回 基本的な統計推測法
統計的推測とはどんなことなのかを解説します。
○第15回
総まとめ。確認小テスト。
毎回課題(宿題)を出します。
授業の運営方法  講義形式ですが、学生諸君との対話を多く入れます。
また、トランプやサイコロなどの身近な小道具を使い、多角的に確率・統計を学びます。
備考 本科目は「期末試験」(本試験)は実施せず、下記成績評価基準によって評価します。
しかし、その基準によっても単位認定ができない場合は「再試験」を実施して、改めて評価します。
このように本試験はないが、再試験名目の試験はあることに注意してください。
学生が達成すべき到達目標 ・基礎的統計量が計算できるできるようになる。
・度数分布表・ヒストグラムが作成できるようになる。
・基礎的確率分布を理解し、確率の計算ができるようになる。
・相関分析・回帰分析ができるようになる。
・簡単な統計的推測ができるようになる。
評価方法 評価の割合 評価の実施方法と注意点
試験
小テスト 70 2回実施する
レポート
成果発表
作品
その他 30 出席。
1回2点。
合計 100