NBU日本文理大学

シラバス情報

注)公開用シラバス情報となります。在学生の方は、「UNIVERSAL PASSPORT」で詳細をご確認下さい。

科目名 社会心理学(Social Psycology)
担当教員名 山本 義史
配当学年 カリキュラムにより異なります。 開講期 後期
必修・選択区分 選択 単位数 2
履修上の注意または履修条件
受講心得 遅刻、講義中の携帯電話の使用、おしゃべり、無断外室など、他の学生に迷惑のかかる行為は禁止です。大学生として最低限のマナーは守って履修してください。
教科書 未定
参考文献及び指定図書 社会心理学への招待  白樫三四郎(編著)  ミネルヴァ書房
社会心理学―個人と集団の理解  吉田俊和・松原敏浩(編著)  ナカニシヤ出版
関連科目 心理学、発達心理学、臨床心理学
オフィスアワー 月曜日3時限
授業の目的 人間は「社会」で生活し、さまざまな人と関わっています。社会心理学はこのような人間のすべての行動を対象にしています。例えば、他者がいるから‘自己’を意識し、その意識の強さや性質は個人によって異なります。また、2者関係から家族、仲間、クラブ、学校、会社(組織)、地域などでの人々の考え方、行動の仕方の違い、集団の特性など、私たちは他者がいる環境で日常的に多くの現象と出会い、対応しています。現代社会では、人間行動は多様化しており、個人の社会的行動だけでなく、集団や地域としての人間行動に関する知識と対処能力、基礎的な知識を応用して柔軟に対応することができる態度と技術の習得が求められます。ビジネス場面を例にあげると、さまざまな相手との交渉、かけひき、集団内・集団間での立場の認識が必要になります。本講義では、このような個人、集団、地域における人間の社会的行動を学習していきたいと思います。
授業の概要 講義に心理学実験を取り入れたものです。
授業計画 学習内容 学習課題(予習・復習)
第1回 オリエンテーション
 講義の進め方を説明し、社会心理学とはどのような領域を扱っているのかお話します。
第2回 自己
 自己とは何か、そして自己概念や自己評価がどのように形成され、それが対人関係におよぼす影響を考えていきます。
第3回 社会的認知
 人は他者や事象をどのように捉えていくのでしょうか。そこにかかわる人間の能力と思考の問題についてお話していきます。
第4回 態度
 人の行動形成に影響を与える態度について、持続・変化などの側面を概説します。そこから人を動かす心理やセールスなどのテクニックといった身近な話題を考えてみましょう。
第5回 対人魅力
 なぜ人は他者を好きになるのでしょう?ここでは好意が形成される原理について考えてみたいと思います。
第6回 対人コミュニケーション
 私たちの生活でコミュニケーションは欠かせないものですが、その構造や種類、さらにはメディアの問題などを考えていきます。
第7回 社会的影響
 人の行動形成に影響を与えるものとして、他者などの存在があげられます。私たちがどのようにして他者から影響を受けるのか、またどのようにして他者に影響を与えることができるのか、そしてその効果などについてお話していきます。
第8回 向社会的行動と反社会的行動
 私たちの行動のなかは人を助けるものと人を傷つけるものがあります。それぞれの行動形成と社会的影響について考えていきます。
第9回 集団過程
 私たちが所属する集団には様々な大きさ、かたち、役割などがあります。それらがどのように形成され成熟していくのか概説していきます。
第10回 パーソナリティと役割
 人のもつ性格について、人格心理とは違った立場から捉えていきます。
第11回 環境
 私たちの生活する空間と、それが人に与える影響などを考えていきます。
第12回 世論と投票行動
 成人となった学生には選挙権があります。自分の行動が直接世論形成にも影響を与えていきます。その効果と投票行動に影響を与える要素についてお話します。
第13回 群集・流言
 群集と集団はどこが違うのでしょうか。また、デマや噂など人の心を惑わす言語的要素についてお話していきます。
第14回 犯罪
 反社会的行動の延長線とも言える犯罪行為について、その要素とこれまでの流れなどをお話します。
第15回 まとめ
 これまでのまとめをします。
第16回 期末試験
レポートを数回提出してもらいます。授業中、適宜指示します。
授業の運営方法 講義が中心になります
備考
学生が達成すべき到達目標 個人と社会とのかかわりをとらえられるようになること。
評価方法 評価の割合 評価の実施方法と注意点
試験 40 心理学の知見や用語理解度を評価します。
小テスト
レポート 60
成果発表
作品
その他
合計 100