NBU日本文理大学

シラバス情報

注)公開用シラバス情報となります。在学生の方は、「UNIVERSAL PASSPORT」で詳細をご確認下さい。

科目名 コミュニティワーク論(Community Work)
担当教員名 河村 裕次
配当学年 3 開講期 後期
必修・選択区分 選択 単位数 2
履修上の注意または履修条件 社会福祉士国家試験受験希望者は必修科目となっています。
本講義は地域福祉についての実践的技術等の内容になりますので,地域福祉論を履修した後,本講義を履修することをお薦めいたします。
受講心得 見ること、聞くこと、真剣に考えること、そして、自分の意見を持つことを心がけてください。
教科書
参考文献及び指定図書 【推奨テキスト】
川村匡由(2009)『地域福祉の理論と方法』久美出版
※推奨テキストを中心に講義を行いますので,購入をお勧めします。
【参考テキスト】
社会福祉士養成講座編集委員会編(2010)『地域福祉の理論と方法』中央法規
坪井真編(2009)『地域福祉の理論と方法』みらい
上野谷加代子他(2007)『よくわかる地域福祉』ミネルヴァ書房
※その他参考テキストについては,講義時に随時紹介します。
関連科目 社会福祉原論、高齢者福祉論、障害者福祉論、児童福祉論、社会福祉行財政論、社会保障論、公的扶助論、社会福祉法制、社会福祉援助技術論   
オフィスアワー
授業の目的 こんにちの社会福祉は地域福祉が中心となり展開されています。各地で多くの実践がなされることにより,その理論構築も進んでいます。本講義では,地域福祉実践において求められる知識・技術についての習得を目指します。 
授業の概要 地域福祉論での基礎的知識をもとに,「地域福祉に係る組織,団体,および専門職や地域住民」 ,「地域福祉の推進方法」,「地域福祉推進のための課題と展望」について ,講義・視聴覚教材を用い地域福祉実践において求められる知識・技術の習得をはかります。
授業計画 学習内容 学習課題(予習・復習)
第1回 オリエンテーション・地域福祉論の振り返り
 コミュニティワーク論を学ぶ上での基礎基本となる地域福祉論で学んだ事を振り返ります。
第2回 地域住民の役割と実際
 地域福祉活動実践のためのさまざまな社会資源について考え,その主役となるべき地域住民の役割について学習します。
第3回 行政機関の役割と実際
 住民の福祉の窓口として,制度にもとづくさまざまな福祉サービス業務を担当している行政機関の概要について学習します。
第4回 民間組織の役割と実際
 地域福祉に関する民間組織としての社会福祉協議会や生協,農協について学習します。
第5回 専門職の役割と実際
 コミュニティソーシャルワークにおいて,利用者のニーズを掘り起こし,社会資源と結びつけていく専門職について学習します。
第6回 住民による地域福祉活動および組織
 地域福祉の推進において中核的な役割を担うのは住民です。その住民による福祉活動の内容とその組織について学習します。
第7回 在宅福祉および在宅福祉サービスの推進
 地域福祉において大きな位置を占めている在宅福祉がどのように展開し,推進しているのかについて学習します。
第8回 地域福祉の推進
 地域福祉の推進に関するさまざまな取り組みについて考え,そこにおける住民の役割について学習します。
第9回 地域における福祉ニーズの把握
 地域福祉が対象とする住民の抱えている福祉ニーズについてどのように把握し,充足していくのかについて学習します。
第10回 地域における福祉・医療・保健の統合的サービス
 地域において,福祉・医療・保健が連携した「地域トータル・ケア・システム」の構築されていく過程をたどりながら,目標とすべき姿,想定される課題について学習します。
第11回 地域福祉における医療と保健
 地域医療,地域保健についてそれぞれの領域に関する内容の理解や,総合の役割分担について学習します。
第12回 地域ケアと地域リハビリテーション
 地域ケアシステムについて考えることを通して,高齢者や障害者等が自立した生活を送ることをリハビリテーションという概念でとらえ,地域社会の仕組みそのものを再構築していく,地域リハビリテーションについて学習します。
第13回 福祉サービス第三者評価の内容と課題
 福祉サービスの評価について,第三者評価を中心に,導入された経緯と現状および課題について学習します。
第14回 現代社会の地域福祉に関する課題
 こんにちの地域福祉に状況において,積み残されているかだいについて学習します。
第15回 これからの地域福祉に求められるもの
 こんにちの地域福祉では,地域の独自性を踏まえた多様な展開がなされていますが,一方では多くの自治体が共通して推進されるべき分野,めざす方向性があります。それらについて3点を取り上げこれからの地域福祉推進に求められること,地域福祉の方向性について学習します。
第16回 定期試験
第17回 追・再試験
※講義内容については,進行状況等により変更する場合があります。
専門的な価値や視点は一朝一夕では得ることができませんので,講義内容についての振り返りを行うとともに,問題意識を持ち,自己学習をするようにしてみてください。
 
授業の運営方法 講義形式で行います。適時視聴覚教材を用います。 
備考
学生が達成すべき到達目標 ①地域福祉に係る組織,団体および専門職等について理解している。
②地域福祉の推進方法について理解している。
③地域福祉の推進のための課題とこれからの地域福祉に求められるものについて理解している。
評価方法 評価の割合 評価の実施方法と注意点
試験 100 定期試験の結果をもとに評価を行います。
小テスト
レポート
成果発表
作品
その他
合計