NBU日本文理大学

シラバス情報

注)公開用シラバス情報となります。在学生の方は、「UNIVERSAL PASSPORT」で詳細をご確認下さい。

科目名 教育課程論(Educational Program)
担当教員名 首藤 眞一
配当学年 2 開講期 後期
必修・選択区分 教職必修 単位数 2
履修上の注意または履修条件 2008年度入学生より
受講心得 学校教育活動を構築し、実践するという気概持ち受講してください。   
教科書 『教育課程』 柴田義松 著(有斐閣コンパクト)    
参考文献及び指定図書 『実践に活かす教育課程論・教育方法論』 山口 満 唐澤 勇 監修(学事出版)   
関連科目
オフィスアワー
授業の目的 教育課程の基本原理及び教育課程論(カリキュラム)の概念、歴史、現状、課題について基礎的事項の理解及び学習指導要領の歴史及び構造を十分に理解するとともに、児童生徒の発達を踏まえた学校教育活動の実施計画(教育課程)を編成できる基礎的能力の養成を目的とする。
 また、諸外国における教育課程改革の方向性を理解し今後の我が国における新しい学校教育課程の在り方を探求する気概を喚起する。   
授業の概要 21世紀の教師に求められる資質・能力の中で、学校教育活動実施計画(教育課程)に係る基本的な知識や事及び教育課程(カリキュラム)の概念、歴史、現状、編成原理、編成方法及び課題について概説する。また、  今日の教育課題との関連を視野に入れながら我が国のあるべき教育像(学校像)についても追究する。授業では学生の皆さんの活動場面を多く取り入れていきます。
 講義ではDVDやパワーポイント教材も活用する。   
授業計画 学習内容 学習課題(予習・復習)
第1回
現代の教育課題と教育課程の基本問題
 調査結果を下に、学校生活での児童生徒を取り巻く環境の変化と児童生徒の変容を探る。学校や児童生徒の実態に即した学校教育計画の在り方への方策を学習するとともに、教育課程論の概要について概説する。

第2回
教育課程の基本原理
 教育課程の概念や学校教育目標及び教育指針との係りの下、学校の実態に応じたCarriculumの類型並びに教育課程との関連等について学習する。

第3回
学校知(教育の基調)の転換
 従前の学校のSituationを省察する。21世紀の教育の在り方を展望する学校教育改革案、中央教育審議会の第一次答申に基づく「生きる力」を育成する教育へとその基調の転換がなされた要因と転換の必要性及び教育改革構想等について学習する。

第4回
教育課程(Carriculum)1-カリキュラムとは
 カリキュラムとは「学校教育活動の総体」である。その編成の主体は誰か、何を教育内容として選択し編成するのか、教育活動の枠の中でどのように編成し構築するのか、またその評価の在り方はどうするのかなどについて学習します。

第5回
教育課程(Carriculum)2ーカリキュラムの構造と類型
 カリキュラムの構造とその類型を踏まえて、カリキュラム開発において、教師に求められる全体的視野とはどのようなものかを考察する。また、今後のカリキュラム開発の課題を探る。

第6回
教育課程と学習指導要領1-学習指導要領の変遷
 教育課程の編成における重要な基準である学習指導要領の歴史的変遷とその時代時代における役割と性格について学習する。

第7回
教育課程と学習指導要領2-法的性格と新学習指導要領
 教育課程や学習指導要領の法的性格と新学習指導要領(現行)について学習する。ここでは特に新学習指導要領の特色とねらいについて重点的に学習する。

第8回
我が国の教育課程の変遷1-近代における変遷
 学制発布の明治初期の教育改革、教科課程及び戦前の教育課程と教育改革への試みについて学習する。

第9回
我が国の教育課程の変遷2-戦後の教育課程
 「米国教育使節団報告書」の下、進められた戦後の教育改革について学習する。また教科内容の現代化の変遷についても概説する。   
 
第10回
我が国の教育課程の変遷2-戦後の教育課程
 「米国教育使節団報告書」の下、進められた戦後の教育改革について学習する。また教科内容の現代化の変遷についても概説する。

第11回
教育課程と学習内容
 編成された教育課程が児童生徒の学習内容とどのような係りをもっているのか、教科書や補助教材の機能と役割、教材との関連性について学習する。また、教育課程の構造及び教科外の教育活動の役割について概説する。

第12回
児童生徒の心身及び知的発達と教育課程の開発
 児童生徒の連続的発達観の下、発達段階に応じた教育課程及び特別支援を要する児童生徒に係る教育課程の在り方について学習する。   

第13回
新しい教育課程への改革1-現代的意義と課題
 カリキュラム開発の概念と方向性及びカリキュラム経営面からの現代的意義、評価の在り方の観点から意義と課題について学習する。

第14回
新しい教育課程への改革2-「ゆとり」「個性」「生きる力」
 「ゆとり」「個性」側面からみた課題及び「生きる力」とその背景について学習します。その際、学び方の新しい転換についても概説する。

第15回
諸外国における教育課程改革の動向
 国際化の一層の進展に対処するためも諸外国における学制や教育課程改革への新しい動向について概説する。また科学の発展や新しいものの考え方や人生設計の下、新しい教科構成や教育課程の系統性及びその在り方等について学習する。

第16回
試験
                                                                              
                                                              
                                                         

                                                 



講義の区切り毎に、課題を5回程度課します。 中間試験を1回実施する。
課題では自分の考え(主張)を述べることができるよう入念な準備が必要である。毎回の講義の内容を常に復習し、自分の学習課題を探ってください。






授業の運営方法 講義形式が基本ですが、学生のみなさんの意見や見解、判断等の発表も取り入れていきます。
備考
学生が達成すべき到達目標 ①学校教育活動の仕組みと内容を理解できる。
②現行学習指導要領設定の趣旨を理解するとともに、教育課程の編成ができる。
③教育関係法規を理解できる。
④人間関係能力を身に付けることができる。
⑤教育課程変遷の趣旨とその時代背景を理解できる。
⑥今後の教育課程に係る新しい風に常に敏感である気概を持つことができる。 
評価方法 評価の割合 評価の実施方法と注意点
試験 40 講義内容の理解を確認します。試験範囲は別途指示します。講義資料やノートすべて持ち込み可。      
小テスト 25 講義内容の理解度を確認するために中間試験を1回実施します。      
レポート 20
成果発表
作品
その他 15 授業への出席状況と課題への取り組み状況も評価します。       
合計 100