NBU日本文理大学

シラバス情報

注)公開用シラバス情報となります。在学生の方は、「UNIVERSAL PASSPORT」で詳細をご確認下さい。

科目名 CAD製図(computer aided drawing)
担当教員名 菅 雅幸、近藤 正一
配当学年 1 開講期 後期
必修・選択区分 建築コース(必修)
インテリアデザインコース(必修)
環境・地域創生コース(必修)
単位数 2
履修上の注意または履修条件 毎回、提出物があります。提出期限は厳守してください。
受講心得 CAD製図はすべての科目の基本となります。勉強したことが図面表現に活かせなくては、設計図が描けないからです。したがって、専門科目を学んでいくにあたり必要な基本能力を身につけるために取り組んでいるという意識をもって履修してください。
教科書 Vectorworks Design Drill(エーアンドエー株式会社)高原健一郎・新庄宗昭 著
参考文献及び指定図書 Vector Works 学習帳(エクスナレッジ出版) 山野大星・福田一志 著
建築設計課題のプレゼンテーションテクニック(彰国社) 吉田研介著 など
適宜担当指導教員によって指示します。
関連科目 造形、製図1、スペースデザイン など
オフィスアワー 水曜日3時限目(近藤)
授業の目的 CAD製図では、前半は教科書を用いてCADリテラシーの演習を実施します。後半は製図に関する基礎的な表現法を学習し、CADを活用して各図面のもつ表現の目的と方法について総合的に演習します。Vectorworksを設計のための道具として使いこなし、初歩的な製図技術を教養として身につけることを本演習授業の目的とします。
なお、この科目を受講すると、希望者には有料でA&A株式会社によるVectorworks教育支援プログラム「OASIS(オアシス)」によるVectorworks技能取得基礎課程修了認定証を取得することができます。
授業の概要 前半は、ドリルを用いてVectorworksに習熟するための演習を行います。まずは作図の基礎から始め、製図の基礎を学び、効率的な作図方法について練習します。その後、3Dモデリングとそれを活用した図形の作図を実習します。
後半は、CADを活用して建築製図の基礎的な表現について学習し、平面図・立面図・断面図によって建築空間を図面として表現するための表示方法と表現力を習得します。
また、各種記号の意味を学び、その応用として、建築作品を詳細に図面表示するための演習に取り組むことによって、各図面のもつ表現の目的と表現方法とを、縮尺と関連させて理解します。
授業計画 学習内容 学習課題(予習・復習)
○第1~14回 [第一課題]CADソフトに習熟する

 ワークブックを利用しVectorworksを用いて図面が描けるようになるための演習をします。ドリル番号ごとにファイルを提出し、提出数によって進捗度を評価します。

[制作スケジュール(例)]
●第 1回 作図の基礎1(ドリル101~105)
●第 2回 作図の基礎2(ドリル106~111)
●第 3回 作図の基礎3(ドリル112~116)
●第 4回 作図の基礎4(ドリル117~122)
●第 5回 製図の基礎1(ドリル201~205)
●第 6回 製図の基礎2(ドリル206~211)
●第 7回 製図の基礎3(ドリル212~217)
●第 8回 効率的な作図1(ドリル301~305)
●第 9回 効率的な作図2(ドリル306~311)
●第10回 3Dモデリング1(ドリル401~404)
●第11回 3Dモデリング2(ドリル405~410)
●第12回 3Dモデリング3(ドリル411~414)
●第13回 CAD高等ドリル1(高等ドリル01~03)
●第14回 CAD高等ドリル2(高等ドリル04~07)

○第15~22回 [第二課題]図面の意味を学ぶ

 建築図面における線の種類と意味、図面の仕組み、記号、投象法、線の引き方など作図の基本を学びます。3Dデータを作成し加工する演習を通して、投象図法への理解を深めます。課題ごとにファイルを提出し、提出内容によって理解度を評価します。

[制作スケジュール(例)]
●第15回 図面のさまざまな約束事について講義します。
●第16回 簡単な建築図面(平面図)の作図をします。
●第17回 投象図法(とくにパースの理論)について解説します。
●第18回 簡単な建築図面の各投象図を描きます。
●第19回 名作椅子「Red and Blue」の3Dデータを教材にして、三面図の意味を理解します。
●第20回 名作椅子「Red and Blue」の図面を作図します。
●第21回 名建築「サヴォア邸」の3Dデータを教材にして、平立断図面の意味を理解します。
●第22回 名建築「サヴォア邸」の図面を作図します。

○第23~30回 [第三課題]コースごとに異なるトレース課題

実際の図面をトレースすることにより、これまでに修得した製図法の意味を確認し、次年度からの応用的演習へと繋げるための課題です。
また、3コースにおいて、異なる課題を同時に実施することにより、各コースの学生がお互いに良い影響を与え合うことを期待しています。

☆建築コース:二級建築士図面のトレース
 建物の空間・構造を理解したうえで、それがどのように図面表現されるのかを学びます。

[制作スケジュール(例)]
●第23回 課題説明・平面図の作図1
●第24回 平面図の作図2
●第25回 立面図の作図1
●第26回 立面図の作図2
●第27回 断面図(矩計図)の作図1
●第28回 断面図(矩計図)の作図2
●第29回 床伏図・小屋伏図の作図1
●第30回 床伏図・小屋伏図の作図2

☆インテリアデザインコース:インテリアプランナー図面のトレース
 インテリア表現の基本を学ぶとともに、名作と呼ばれるデザインの詳細を理解します。

[制作スケジュール(例)]
●第23回 課題説明・平面図の作図1
●第24回 平面図の作図2
●第25回 平面図の作図3
●第26回 家具図の作図1
●第27回 家具図の作図2
●第28回 インテリアパースの作図1
●第29回 インテリアパースの作図2
●第30回 インテリアパースの作図3

☆環境・地域創生コース:サンチャゴ・カラトラヴァ設計の橋の図面のトレース
 「建築土木」と呼ばれる新しい分野におけるデザインを知り、環境造形美および構造美について学びます。

[制作スケジュール(例)]
●第23回 課題説明・環境平面図(配置図)の作図1
●第24回 環境平面図(配置図)の作図2
●第25回 環境立面図の作図1
●第26回 環境立面図の作図2
●第27回 環境断面図の作図1
●第28回 環境断面図の作図2
●第29回 環境パースの作図1
●第30回 環境パースの作図2
第1回
配付資料・演習課題

第2回
配付資料・演習課題

第3回
配付資料・演習課題

第4回
配付資料・演習課題

第5回
配付資料・演習課題

第6回
配付資料・演習課題

第7回
配付資料・演習課題

第8回
配付資料・演習課題

第9回
配付資料・演習課題

第10回
配付資料・演習課題

第11回
配付資料・演習課題

第12回
配付資料・演習課題

第13回
配付資料・演習課題

第14回
配付資料・演習課題

第15回
配付資料・演習課題

第16回
配付資料・演習課題

第17回
配付資料・演習課題

第18回
配付資料・演習課題

第19回
配付資料・演習課題

第20回
配付資料・演習課題

第21回
配付資料・演習課題

第22回
配付資料・演習課題

第23回
配付資料・演習課題

第24回
配付資料・演習課題

第25回
配付資料・演習課題

第26回
配付資料・演習課題

第27回
配付資料・演習課題

第28回
配付資料・演習課題

第29回
配付資料・演習課題

第30回
配付資料・演習課題
授業の運営方法 演習形式で行います。
備考
学生が達成すべき到達目標 ① CADを設計のための道具として使いこなすことができる。
② 基礎的な製図技法を身につける。
③ 各図面のもつ表現の目的と方法とを、縮尺と関連させて総合的に理解できる。
④ 平面図・立面図・断面図によって建築空間を図面として表現することができる。
⑤ 計画的に作図作業を実行し、締め切りまでに図面を仕上げることができる。
評価方法 評価の割合 評価の実施方法と注意点
試験 実施しません。
小テスト 実施しません。
レポート
成果発表 実施しません。
作品 90 図面の完成度を評価します。
その他 10 取り組みの姿勢を評価します。
合計 100