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教育・研究
シラバス情報
平成24年度
工学部建築学科
詳細
シラバス情報
注)公開用シラバス情報となります。在学生の方は、「
UNIVERSAL PASSPORT
」で詳細をご確認下さい。
科目名
流域生態論
担当教員名
杉浦 嘉雄
配当学年
2
開講期
前期
必修・選択区分
建築コース 選択
インテリアデザインコース 選択
環境・地域創生コース 選択必修
単位数
2
履修上の注意または履修条件
関心のある学生なら誰でも歓迎します。
受講心得
この分野の知識・技術を積極的に学ぶには、「体験」・「気づき」・「感動」・「わかちあい」「関連事業への参画」という一連の学習プロセスをとることが最も有効的です。 早朝の自然観察会など希望者対象の上記関連事業にも、積極的に参加して下さい。
教科書
教科書の指定なし(ただし、毎回ワークシート等を配布。「参考文献」参照。)
参考文献及び指定図書
『ビオトープ管理士資格試験 公式テキスト((財)団法人日本生態系協会編集、 日本能率協会マネジメントセンター、2940円)』
『絵でわかる生態系のしくみ(鷲谷いづみ著、講談社サイエンティフィック、2000円)』
『環境を守る最新知識〔第2版〕((財)日本生態系協会編著、信山社、2100円)』
『生態工学(亀山 章 編、朝倉書店、3200円)』
『「田んぼの学校」入門編(宇根豊著、(社)農山漁村文化協会、1800円)』
『里やま 自然誌(中村俊彦著、マルモ出版、2500円)』
『まもろう鳥みどり自然(杉浦嘉雄他著、(財)日本鳥類保護連盟編、中央法規、2200円)』
『流域圏から見た明日―持続性に向けた流域圏の挑戦(辻本哲郎著、技報堂出版、3675円)』
「人口減少下の社会資本整備―拡大から縮小への処方箋(丹保憲仁著、土木学会、1260円)』
関連科目
プロジェクト演習1
プロジェクト実習1
森里海連環学と地球的課題
環境計画論
ランドスケープ
オフィスアワー
月曜 4時限
授業の目的
本講座では、大学構内の身近な自然をとおして上記のプロセスを実践し、生態学の基礎を学ぶとともに、『自然環境に配慮した工学的な手法〔生態工学の手法〕』の基盤となる感性を身につけることを到達目標とします。
この目標を達成するために、次のテーマの体験や学びを計画しています。
授業の概要
21世紀は「自然との共生」の時代といわれています。しかし、私たちがこのテーマを実現させるには、一人一人が次の一連の「学び」を実行することが必要となります。
すなわち、まず第一には、ありのままの「①自然に実際に触れて体感すること」です。
次に、その体験から「②多くの気づきや感動を得ること」です。
そして、それらを基盤として、「③自主的に科学的知識や技術を学ぶこと」です。
本講座は、この①~③を実施します。
授業計画
学習内容
学習課題(予習・復習)
第 1回: 自然生態ウォッチング ~早朝・野外実習のすすめ~
第 2回: 食物連鎖と生態ピラミッド ~生態系を理解するために~
第 3回: 生態系のしくみ ~生態系と現代社会システムとの比較~
第 4回: 生物の相互関係 ~共生・寄生から生態的地位〔ニッチ〕まで~
第 5回: 植生分布と植生遷移 ~クライマックスから生態遷移まで~
第 6回: 生物の多様性 ~遺伝子・種・生態系、3つの多様性~
第 7回: 水の循環
第 8回: 流域の定義
第 9回: 雨量と河川の流量の関係
第10回: 河川の防災
第11回: 水の物理・化学的性質
第12回: 流れの基礎式1(流量と流速)
第13回: 流れの基礎式2(流れのエネルギーと保存)
第14回: 流れの基礎式3(水面を持つ流れの性質)
第15回: 流域圏の明日を考える(まとめ、ディスカッション)
第16回: 期末試験
≪希望者対象≫(※現時点では計画段階です。確定でき次第、募集を開始します!)
※ 現時点では計画段階です。確定でき次第、授業の中で募集します!
1) 原則として週に1回(毎週水曜 午前7時45分~8時45分):
大学構内の「早朝・自然観察会」
2) 原則として月に1回: 竹田市岡本地区「里山の生き物調査」ツアー
3) 原則として月に1回: 大分川〔大分市内・広瀬橋付近〕の「バードウォッチング」ツアー
毎回の授業の内容に沿った課題を出します。
授業の運営方法
室内の講義だけでなく、野外実習も行います。
備考
学生が達成すべき到達目標
①自然環境に興味を持つこと
②生態系の基本を理解すること
③生態系の保全や再生に関する基本的な技術を身につけること
評価方法
評価の割合
評価の実施方法と注意点
試験
60
主に7回目以降の内容について、試験を行います。
小テスト
レポート
40
成果発表
作品
その他
1.学外の自然環境に関する講座・シンポジウムなどへの参加
2.学内の定期的な自然観察会への参加など
以上の活動に参加した人は、加点の対象とします。
合計
100
―