シラバス情報

注）公開用シラバス情報となります。在学生の方は、「UNIVERSAL PASSPORT」で詳細をご確認下さい。

科目名	宇宙工学概論（Introduction to Space Engineering）
担当教員名	大江　克利
配当学年	カリキュラムにより異なります。	開講期	後期
必修・選択区分	必修	単位数	2
履修上の注意または履修条件	特にありません。
受講心得	練習問題を解きますので電卓を準備して下さい。　　ところどころで宇宙関係のビデオを使用します。
教科書	教科書はありません。プリント等を配布します。
参考文献及び指定図書	特にありません。
関連科目	宇宙システム工学、衛星システム工学
オフィスアワー

授業計画	学習内容	学習課題(予習・復習)
授業の目的	宇宙を身近にしたロケットを中心に宇宙全般の基礎知識を幅広く学ぶ。
授業の概要	宇宙に関する基礎知識を配布資料を中心に学ぶ。
授業計画	○第１回　ロケットについて　宇宙を身近にしたロケットの基礎知識をビデオ等を通して学ぶ。 ○第２回　宇宙関係のクイズと回答　宇宙に関する全般（宇宙空間、人工衛星、ロケット、宇宙利用等）について、クイズ形式の問題と回答で理解する。 ○第３回　宇宙関係のクイズと回答（続）　宇宙に関するクイズの回答について、詳細な解説を行う。 ○第４回　宇宙関係の法則　ケプラーの法則、ニュートンの法則について、おさらいし、練習問題で確認する。 ○第５回　ビデオ鑑賞　民間初の宇宙機であるスペースシップワンの開発ビデオを鑑賞する。感想文で開発の苦労、喜びをまとめる。 ○第６回　宇宙推進方式の分類　液体、固体、ハイブリッド等宇宙推進方式を学ぶ。合わせて練習問題を行う。 ○第７回　ロケットの特徴　推力、比推力、質量比等ロケットに関する基礎関係式を学ぶ。 ○第８回　ロケットのまとめ　ロケットの基礎式等をおさらいし、ロケットの推力性能の高度変化を学び、練習問題で確認する。 ○第９回　単段式ロケット　ツィオルコフスキーの公式をベースに単段式での打ち上げ可能なロケットの性能計算、概念設計を行う。 ○第１０回　多段式ロケット　多段式ロケットの有効性を学び、練習問題を解く。 ○第１１回　国際宇宙ステーションと「きぼう」　国際宇宙ステーションと日本の実験モジュール「きぼう」から宇宙利用等について学ぶ。 ○第１２回　打ち上げロケットシステム　打ち上げロケットの基本構成について、日本の基幹ロケットであるＨ－ⅡＡロケットをベースに理解する。 ○第１３回　地球モデルと座標　軌道投入される人工衛星／打ち上げロケットに使用する地球のモデル、時間等について学ぶ。 ○第１４回　打ち上げロケットサブシステム（１）　Ｈ－ⅡＡロケットを例に取って、サブシステムを学んでいく。構造、機構系から始めて、大学に保管展示のＪ－１ロケットの実物に触れる。〇第１５回　打ち上げロケットサブシステム（２）　Ｈ－ⅡＡロケットを例に取って、サブシステムを学んでいく。装備（推進、電気）について触れる。 ○第１６回　定期試験　授業で学習した内容のテストを行います。（電卓も使用します）
授業の運営方法	プリントを配布します。授業中に練習問題を行ないます。
備考
学生が達成すべき到達目標	宇宙工学に関する基礎知識の習得を目指す。

評価方法	評価の割合	評価の実施方法と注意点
試験	70	講義の内容を理解できているかを確認します。計算問題は､途中の過程も見ます。
小テスト	10	重要な内容の確認を小テスト形式で行います。
レポート	15
成果発表
作品
その他	5	授業への出席、授業中の態度を見ます。
合計	100	―