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お知らせ

【学生および保護者・関係者の皆さまへ】学長メッセージ

 

 新型コロナウイルスに翻弄された本年も残すところ一ヶ月をきりました。皆様もご承知の通り、この見えない敵と世界中の人々が懸命に戦い続けています。しかし、敵はなかなか手強く日本国内の状況を見ても、一時期の罹患者減少傾向からまた急増の傾向をみせており、第3波の到来とも言われております。様々な対策が議論される中、建設的な議論の一方で、もはや差別とも思える対立が少なからず生じていることを考えると胸が痛みます。
 在学生の皆さんにおかれましては、今年5月の段階でこの新型コロナウイルスの対策を講じた講義スタイルと個々の生活様式について数々のお願いをしてまいりました。おかげ様で前期の遠隔授業から、後期においては段階的に対面授業を再開できたことを、御礼申し上げます。重ね重ねになりますが、これも在学生の皆さんが状況を深く理解し、一人ひとりが自律ある「Be Good & Brave」を示す行動の賜物だと存じ、感謝申し上げます。
 これから新年を迎えるにあたり、人々の移動が多くなる時期に入ります。これまでの皆様の感染防止のためのご努力とご堅忍があったことと、これ以上を強いることが難しいことも含めて充分に理解しております。そこを敢えて申し上げます。これまでの皆様の「Be Good & Brave」たる活動がなされなければ、この現状すらないのかもしれません。どうか、これまでの新型コロナウイルスに対する感染防止活動の手を緩めることなく行動していただきたいとお願い申し上げます。在学生の皆さんのこの地道な活動が、地域社会に広がり、やがて世界を救うと確信しております。今年一年を振り返り、皆様が示された真の「Be Good & Brave」の姿をもって来年に臨みたいと思っております。

 保護者ならびに関係者の皆様におかれましては、日頃より本学の人間力教育をはじめとする教育・研究活動に深いご理解とご支援を賜り、心より感謝を申し上げます。本学では社会の現状に鑑み、様々な策を講じております。その中には流動的に対応しているものもございます。これは新型コロナウイルスの感染拡大防止と学生の生命と安全を最優先に考えてのことであるとご理解いただき、今後もご支援賜りますようお願い申し上げます。

 一刻も早い事態の収束と、皆様がご健康で素晴らしい年になりますよう、心よりご祈念申し上げます。

日本文理大学 学長(危機対策本部長)
菅 貞淑