大分合同新聞サイトの動画ニュースチャンネルに、工学部情報メディア学科メディアデザインコースのゼミ生を中心として作成した動画コンテンツが掲載されています。「山内流~200年伝わる臼杵の宝~」今回、演出を担当した工学部情報メディア学科4年 瀧澤 稔さんのコメント山内流とは臼杵に伝わる古流泳法で、今年でちょうど200周年を迎えた。文政5(1822)年に松山藩の山内久馬勝重(やまうちくめかつしげ)から臼杵藩に伝わり、武芸としての水術会得のために多くの藩士に広まっていったそうだ。当時は鉄砲や弓矢を持って泳ぐ渡海(とかい)という演目を藩主に披露していたのだが、現在の渡海は大籏や花笠を持って泳ぐ。私は臼杵市出身で両親が山内流の教師ということもあって、小学校低学年から夏になると海に通いはじめた。今では山内流の教師の一員として後世へ繋いでいる。幼き頃の思い出は、海で魚やクラゲをとったり、砂浜で城を作って遊んだりしたことだ。大変なのは遠泳で、6km泳ぐのはとてもきつかったが、完泳できると大きな充実感があった。最近は山内流のことを知らない人が多く、海で泳ぐ事を嫌う子供もいる。この動画ニュースをたくさんの人に見ていただき、山内流の歴史や魅力を通じて、自然の中で遊ぶ楽しさを知って欲しいと思う。この山内流が200年もの間、大切に受け継がれてきたことが素晴らしく、今後も臼杵の宝として山内流が続いていくことを願っている。 →大分合同新聞サイト GATE Ch「地域の芽、学生の目 NBUビデオ通信」 https://www.oita-press.co.jp/movie/nbu/2022/12/20221228