大分合同新聞サイトの動画ニュースチャンネルに、工学部情報メディア学科メディアデザインコースのゼミ生を中心として作成した動画コンテンツが掲載されています。「バリアフリー観光本『ぱらべっぷ』」今回、演出・編集を担当した工学部情報メディア学科3年キム ジスさんのコメント障がいを持つ人にとって、通常の観光本や地域ガイドでは必要な情報が不足していると感じられるようだ。車いすに乗った人の観光はエレベーター、段差、スロープなど考慮すべき点が多い。そこに着目した別府市のNPO法人自立支援センターおおいたは「ぱらべっぷ」を発行した。「ぱらべっぷ」はパラリンピックの「パラ」と「別府」を混ぜ合わせた名称で、市内の観光施設や温泉などの観光情報とバリアフリー情報を掲載する「バリアフリー観光本」となっている。共生社会の推進と思いやりのある取り組みを加速させることを目的に、市から委託を受けて制作が進められた。取材は車いすを利用するスタッフが直接現地を訪問し、障がい者の目線で調査した。「行ける場所ではなく、行きたい場所へ!」をキャッチフレーズに、障がい者だけでなく高齢者や子どもにも役立つ情報が満載だ。大きなエレベーターや車いす専用駐車スペースなど、健常者の目線では気づきにくい細やかな情報が詰まった一冊となり、誰もが一緒に楽しめる別府の長所がよく伝わってくる。観光の供としてこの「ぱらべっぷ」を多くの人に活用してほしい。 大分合同新聞サイト GATE Ch「地域の芽、学生の目 NBUビデオ通信」 https://www.oita-press.co.jp/movie/nbu/2021/12/20211203